女性起業成功のための助成金!事業資金作りの味方の助成金活用法
女性の起業は、夢を現実にするための第一歩です。
しかし、資金面での課題は避けられません。助成金や補助金制度を活用することで、その課題を乗り越えられるかもしれません。しかし、どのような制度があり、どのように申請すればよいのでしょうか。また、事業計画書の作成も欠かせません。
本記事では、女性起業家のための助成金制度や事業計画書の作り方について、わかりやすく解説します。夢を実現するための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
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1.助成金・補助金・融資の違いとその重要性
1-1.助成金とは?
助成金とは、国や自治体、公的機関から一定の条件を満たした事業者に対して支給される資金のことを指します。 起業を志す女性にとって、助成金は大きな後押しとなり、事業を軌道に乗せるための重要な一助となります。
例えば、新規事業を立ち上げるときの初期投資に充てたり、新製品の開発費用に活用したりと、様々な用途で活用できます。 一方で、助成金には返済の必要がなく、審査を通れば無利子で受け取れるというメリットがあります。
ただし、助成金の申請には、事業計画書の作成や面接審査など、一定の手続きが必要になるので注意が必要です。
1-2.補助金とは?
補助金とは、国や自治体から一定の条件を満たした事業者に対して支給される資金のことです。 助成金と同様に返済の必要がありませんが、補助金の場合は事業費の一部を補填するものが一般的です。つまり、事業費の一部を自己資金で賄う必要があります。
例えば、新規事業を立ち上げる際の設備投資費用の一部を補助してくれる制度があります。自分の夢を実現するための大きな助けとなるはずです。
補助金の申請には、事業計画書の作成や面接審査など、一定の手続きが必要になります。 「書類作成が面倒だな…」と思うかもしれませんが、丁寧に取り組めば、きっと補助金獲得のチャンスが広がるはずです。
1-3.融資とは?
融資とは、金融機関から一定の条件のもと、お金を借りることを指します。 起業時の初期投資や運転資金の確保など、様々な目的で活用できます。助成金や補助金とは異なり、将来的に返済が必要になる点が大きな違いです。
例えば、新規事業を立ち上げるために必要な設備投資費用を銀行から融資を受けるケースがあります。
融資の申請には、事業計画書の作成や審査があり、一定の手続きが必要になります。 書類作成が面倒ではありますが、丁寧に取り組めば、きっと融資の可能性が広がるはずです。女性起業家の皆さん、資金調達の選択肢として、融資制度の活用も検討してみてはいかがでしょうか。自分の夢を実現するための大きな一歩となるかもしれません。
2.女性起業家向けの主な助成金制度
2-1.【東京都】若手・女性リーダー応援プログラム助成事業
「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」は、都内の商店街の活性化を目的として東京都が運営する助成金です。
商店街での開業・事業の多角化を対象としており、主な対象者は次の通りです。
- 「女性」または「「年度末時点で39歳以下の男性」であること
- 「創業予定の個人」もしくは「個人事業主」であること(法人、法人代表者は申請対象外)
- 申請予定店舗が「都内商店街」であること
- 申請時点で都内に限らず「実店舗(一般消費者に対して商品やサービスを提供する場所、現物を手に取ることが出来る商店等)を持っていない」こと
女性起業家であれば年齢に関係なく申請ができる助成金ですので、東京都内の商店街で起業・開業等を考えている方はぜひ検討してみると良いでしょう。
両立支援等助成金(女性活躍加速化コース)
両立支援等助成金は、従業員の育児や介護との両立をしやすくする制度の導入や、女性の活躍推進のための取り組みを行う事業者を支援する制度です。
「出生時両立支援コース」や「介護離職防止支援コース」などいくつかのコースがありますが、中でも女性起業家におすすめなのが「育児休業等支援コース」。これは女性が育児を理由として退職せず、能力を高めつつ働き続けられる職場環境の整備を目的としたコースで、条件を満たせば最大60万円の助成金が支給されます。
女性の活躍推進に取り組む予定の起業家はぜひ検討したい助成金です。
※「女性活躍加速化コース」は、令和4年3月31日で廃止されました。
2-2.キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ促進を目的とした助成金です。非正規雇用従業員の正社員化や処遇の改善を検討している女性起業家におすすめの助成金といえます。
「正社員化コース」「賃金規定等改定コース」などいくつかのコースがあり、たとえば正社員化コースでは有期雇用から正規雇用に転換した場合、1人につき57万円の助成金が支給されます。さらに、派遣労働者を派遣先で正社員として直接雇用した場合は、28万5,000円が加算されます。
2-3.地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)
地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)は、中小機構と各都道府県の公共団体・金融機関等の共同出資で運営されている支援制度です。
地域貢献性の高い中小企業者が対象となっており、研究・商品開発や需要の開拓にかかる費用に対して助成金を受けたい女性起業家におすすめの助成金です。
2-4.雇用関係助成金
雇用関係助成金とは、厚生労働省が扱っている雇用に関わる支援金の総称です。
「雇用維持関係の助成金」「仕事と家庭の両立支援関係等の助成金」など8つの分野に分かれており、「雇用関係助成金検索ツール」からも起業家自身の目的に合った助成金を探すことができます。
起業する予定で助成金を探している女性はぜひ一度チェックしておきましょう。
参考:https://sogyotecho.jp/fund-for-women/
3.女性起業家向けの主な補助金制度
3-1.小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金(一般型)は、働き方改革や賃上げなど、小規模事業者が解決すべき課題に取り組むときの費用を支援してくれる補助金です。販路開拓と業務効率化への取り組みが主な補助対象事業となっています。
補助率は対象経費の2/3。上限額は1事業者あたり最大50万円です。(インボイス特例が適応されれば100万円)複数の小規模事業者等で共同申請する場合は、50万円~1,000万円となります。
対象事業者には次のような条件が設定されているので、小規模の会社を起業しようと考えている女性はぜひ検討してみてください。
- 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):常時使用する従業員数5人以下
- サービス業のうち宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員数20人以下
- 製造業・その他:常時使用する従業員数20人以下
3-2.ものづくり補助金
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者等が革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援してくれる補助金です。インターネットから電子申請をすることができます。
一般型とグローバル展開型に分かれており、一般型には通常枠に加えて低感染リスク型ビジネス枠も用意されています。補助率と補助額は次の通り。
- 通常枠:補助率1/2、2/3(小規模、再生事業者)、補助額最大1,250万円
- 回復型賃上げ・雇用拡大枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円
- デジタル枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円
- グリーン枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円(エントリー)、最大2,000万円(スタンダード)、最大4,000万円(アドバンス)
- グローバル展開型:補助率1/2、2/3(小規模、再生事業者)、補助額最大3,000万円
- 新しいサービスや商品の開発を行う女性起業家の方はぜひ検討してみてください。
3-3.IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツール導入の際に利用できる補助金です。通常枠と、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠が用意されています。
これから起業を予定している女性は、ぜひチェックしてインボイス導入に対応しておきましょう。
2023年のIT導入補助金には「デジタル化基盤導入枠」がありましたが、2024年では廃止され、2023年10月から開始したインボイス制度に伴い「インボイス枠(インボイス対応類型)」「インボイス枠(電子取引類型)」が新設されました。
デジタル化基盤導入類型が、インボイス枠に継承されたようなイメージです。ただし、対象となるITツールはインボイス制度に対応していることが必須要件です。
また、インボイス枠(インボイス対応類型)では、小規模事業者の補助率が4/5に引き上げられましたので、ぜひ利用を検討したい補助金です。
補助率と補助額は次のようになっています。
- 通常枠(A類型):補助率 1/2以内、補助額 1プロセス以上:5万円以上150万円未満、4プロセス以上:150万円以上450万円以下
- インボイス枠(インボイス対応類型):補助率1/2以内、補助額50万以下〜100万円未満
- インボイス枠(電子取引類型):補助率 中小企業小規模事業者等:2/3以内、その他事業者等:1/2以内、補助額(下限なし)〜350万円以下
- セキュリティ対策推進枠:補助率 1/2以内、5万円以上100万円以下
3-4.事業承継・引継ぎ補助金
事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継や事業再編などをきっかけとして新たな挑戦をする中小企業者を応援する補助金です。
参考:https://sogyotecho.jp/fund-for-women/
4.助成金申請の具体的な手続きと流れ
4-1.助成金申請の基本ステップ
助成金の申請は、大きく分けて4つのステップがあります。
まず第一に、自分のビジネスアイデアや事業計画を明確にすることが重要です。「私は何をしたいのか」「どのような製品やサービスを提供するのか」といった事業の根幹部分を詰める必要があります。そのうえで、自分のビジネスに合った助成金制度を探し、応募要件を確認しましょう。
第二のステップは、応募書類の作成です。
事業計画書や収支計画書、資金計画書など、求められる書類はそれぞれの助成金によって異なります。書類作成の際は、自分の強みや独自性を分かりやすく伝えることが大切です。「なぜこの事業が必要なのか」「どのように収益を上げていくのか」など、具体的に説明しましょう。
第三に、面接対策やプレゼンテーション準備が控えています。
面接では、事業への熱意や将来性を問われることが多いでしょう。自信を持って自分の夢を語れるよう、練習を重ねましょう。プレゼンでは、視覚資料を効果的に使い、わかりやすく要点を説明することが重要です。
最後に、採択結果を待つ段階です。
落選した場合は、フィードバックをしっかり受け止め、次の機会に備えましょう。一方、採択された場合は、助成金の適切な使途と事業の着実な実行が求められます。夢を現実のものにするため、着実に一歩ずつ進んでいきましょう。
4-2.応募書類の作成ポイントとサンプル
助成金申請の重要なステップの一つが、応募書類の作成です。
書類は、事業計画書や収支計画書、資金計画書など、助成金の種類によって異なります。 作成の際は、自分の強みや独自性を分かりやすく伝えることが何より大切です。
例えば、事業計画書では、自分のビジネスアイデアの概要や市場分析、マーケティング戦略などを記載します。「私のサービスは、こうした課題を解決し、ターゲット層にこのようなメリットをもたらします」と、わかりやすく説明することで、審査員に自分の事業の価値を理解してもらえます。
収支計画書では、事業から得られる収入と必要な経費を詳細に記載する必要があります。「初年度は赤字が見込まれますが、3年目にはこの程度の黒字を計画しています」 など、数値を基に具体的に説明すれば、事業の実現可能性が伝わりやすくなります。
応募書類は、自分の夢を審査員に伝える大切な機会です。書類作成に時間をかけ、分かりやすく丁寧に記載することで、助成金獲得の可能性が高まるでしょう。
4-3.効果的なプレゼンテーション方法
助成金申請の最終ステップは、面接やプレゼンテーションです。この場面は、審査員に直接アピールできる大切な機会です。自分の事業への熱意や将来性を伝えるため、しっかりと準備を重ねましょう。
例えば、プレゼンテーションでは、視覚資料を効果的に活用することが重要です。 スライドにビジネスモデルや収支計画、マーケティング戦略などを分かりやすく盛り込み、自分の事業の魅力を伝えましょう。ただし、文字だらけのスライドは避け、図解やグラフを上手に取り入れて、要点をわかりやすく説明することが大切です。
また、実際のプレゼン時には、自信を持って堂々と話すことが不可欠です。具体的な事例を交えながら説明すれば、説得力が増します。さらに、質疑応答の際には、審査員の質問に的確に答えられるよう、事前に想定問答集を作成しておくと良いでしょう。
面接では、事業への熱意や将来性だけでなく、起業家としての資質も問われます。自分の強みを具体的に語ることで、審査員の信頼を得られるはずです。
プレゼンテーションと面接は、自分の夢を実現する大切な関門です。しっかりと準備を重ね、自信を持って臨めば、必ず助成金獲得のチャンスが広がるでしょう。
5.事業計画の重要性とその作り方
5-1.事業計画書の基本構成
事業計画書は、起業を目指す際に欠かせない重要な書類です。
これは、自分のビジネスアイデアを具体化し、事業の方向性や目標、戦略を明確にするためのものです。 一般的な事業計画書の構成は以下のようになります。
まず、事業概要では、事業の内容や目的、提供する製品やサービスの説明を簡潔に記載します。次に、市場分析では、ターゲット顧客層や競合他社の状況、市場の動向などを調査し、自社の強みや弱みを明らかにします。
さらに、マーケティング戦略では、製品・サービスの販売方法や価格設定、プロモーション活動などを具体的に計画します。また、経営陣や組織体制、必要な人材と役割分担についても記載が必要です。
そして何より重要なのが、財務計画です。事業の立ち上げから安定期までの収支予測や資金計画を立て、助成金や融資の必要性を検討します。
5-2.事業内容の明確化と市場分析
事業内容を明確にすることは、助成金申請の際に非常に重要です。例えば、「オンラインで女性向けファッション雑貨を販売したい」というアイデアがあれば、その商品の特徴や価格設定、ターゲット層などを詳しく説明しましょう。
また、市場分析も欠かせません。「需要はあるのか」「競合他社はどのようなサービスを提供しているか」など、事業を展開する上での課題や機会を洗い出します。 自社の立ち位置を明確にすることが大切です。
「私は、こういった事業を通じて、こんな社会課題の解決に貢献したい」と、事業の目的や意義を伝えることも重要でしょう。女性の起業を後押しする助成金の審査員は、単なる利益追求ではなく、社会に新しい価値を生み出そうとする志に共感するはずです。
事業内容と市場分析を通して、自分のビジネスプランの強みと弱みが見えてくるはずです。課題を正直に認め、それらをどう克服するかを示すことで、より説得力のある計画書になるでしょう。
5-3.フィナンシャルプランの立て方
フィナンシャルプランとは、事業の収支予測や資金計画を立てるものです。 例えば、「オンラインで女性向けファッション雑貨を販売したい」という事業なら、立ち上げ期の初期投資額、EC サイト運営費、在庫管理費、広告宣伝費などの支出を算出します。一方で、商品の販売価格や販売予測数から売上を推計し、黒字化までの期間を見積もります。
「でも、資金が足りないかも?」そう不安に思ったら、助成金や融資の活用を検討しましょう。ただし、審査は厳しいので、事業の社会的意義や収益性、実現可能性を説得力を持って示す必要があります。データを基に具体的に自身の起業メリット説明することが大切です。
資金計画は、助成金や融資の有無で大きく変わってきます。シミュレーションを重ねましょう。 夢を実現するための、現実的で堅実な計画を立てることが、助成金獲得への第一歩となります。
6.まとめ
女性の起業は夢を現実にする第一歩ですが、資金調達は課題です。
助成金や補助金を活用し、その課題を乗り越えられるかもしれません。しかし、制度や申請方法はわかりづらいものがあります。
助成金は返済不要の資金で、補助金は返済不要の資金ですが一部自己負担があり、融資は返済が必要です。これらの制度を理解し、適切に活用することで、起業の成功に近づくことができます。
助成金申請の具体的な手続きと流れは、ビジネスアイデアと事業計画の明確化、応募書類の作成、面接とプレゼンテーションの準備、採択結果の確認と事業実行の4つのステップで行われます。これらのステップを着実に進めることで、助成金獲得の可能性が高まります。
女性起業は夢を現実にするための第一歩です。助成金や補助金を上手に活用し、起業の成功を目指しましょう。
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